ひろせき電鉄の機関車

ひろせき電鉄では工事用、入換用として機関車を他社から譲渡されたものを導入している。

EF63型電気機関車

碓○峠鉄道文化むらより2020年7月に11号機を購入。モワ2250系には対応できない勾配区間がある高原線広関長戸-琴海間において工事列車用として使用されているが、特殊狭軌区間は1型機関車によって行われている。しかし、現在は1型機関車の9,11号車による運行が行われているので実質的に保留車となっている。また、2025年度に置換用機関車も発表されている。

1型電気機関車

三井三池鉄道より購入した機関車7両のうち、5両が20tB型機関車と呼ばれる凸型電気機関車の1型電機機関車である。譲渡された機関車は以下の通りである。

番号 製造年 製造所 廃車年度 備考
1 1911 シーメンス 2022 博物館内動態保存
2 1911 シーメンス 2022 保留車のち部品取り
4 1911 シーメンス 2022(車籍無し) 部品取り、解体済
9 1915 三菱造船   特殊狭軌対応
11 1917 三菱造船   特殊狭軌対応

EF63型と同じく2020年7月に5両を支線区工事列車用機関車として三井三池鉄道から5両の機関車と2両の蓄電池車を購入、4号機は部品取り扱い、2号機も三井三池鉄道時代に車籍を失ってからは長年保留車としていたため、再整備が加えられたものの動く機会はなかった。2両とも豊洲分区基地の側線に留置されていた。一方、それ以外の3両は1号機は春木台検車区、9,11号機は大和田検車区にそれぞれ配置された。後者は特殊狭軌対応改造を施し、電動機を小型のものに交換し、1,067mm→762mmの改軌、勾配抑速対応の小型ディスクブレーキ装備を実施、高原・地底湖線の保線機械として扱われた。また、地底湖付近での放射性物質(Phazon)流出時には架線のスパークによる引火を防ぐため、蓄電池車を連結して運行する。普段は架線集電を行っているが、万が一の事態に備え、木樂寺車庫に1両、簗ヶ浦運輸区に2両の蓄電池車が用意されている。
2022年5月に1号機は工事列車の任務を同区に在籍する検測車モヤ1107に託し、廃車となり星野博物館の野外スペースにて動態保存されることになった。同時期に2号機は大和田検車区へ回送され、側線で部品取りとして留置され、廃車となっている。また4号機は主要部品を取られたのちに豊洲分区内にて廃車解体されている。
そのため、現在車籍を残しているのは9,11号機のみであるが、保守点検が容易でなく、部品調達も困難なため、2025年には新型電気機関車の導入を予定しているが産業遺産の観点から今後は1両がイベント列車の牽引などに使用される。

ED10型電気機関車

1型機関車と同様、2021年に三井三池鉄道から45t凸型電気機関車18~20の3両が譲渡され、10型機関車として18,19が大和田検車区に配置、20は部品取りとして豊洲分区に留置された。工事列車として使用される際はEF63とのプッシュプル牽引となり、必ず1両が使用され、EF63の検査・故障時には18,19の両機によるプッシュプル牽引が行われる。2023年には20号機の主要部品を外した形で廃車解体された。2025年に新型電気機関車の導入を予定しているが、10型機関車は廃車とならず、更新工事を行ったうえ、本線用工事列車として今後も使用される予定である。なお、更新に際して形式名をED10型に変更されることになった。
更新内容は以下の通りである。
・キャブ部分を中心に外板を交換し、手すりを撤去。
・乗務員室と機関室の冷却装置を設置
・塗装を赤を中心に、裾部をアイボリーとしたひろせき電鉄一般色に変更
・前照灯をシールドビームからHIDへ、尾灯をLED式種別灯に変更し、両脇に設置。
・ナンバープレートを撤去し、車番は塗装に変更。
・台車をED20型の近似形式であるTS1026EL-Tに変更。
・ED20型との協調運転ができるように一部の機器類を同等のものに交換

いずれの工事も2025年度に行われる予定となっており、更新完了後は本線・みなと線においてED20型と共通運用で工事用として使用される。

ED20型電気機関車

従来の中古機関車、事業用車の置換え用として2025年度より導入が進められていく新型電気機関車である。

概要
ひろせき電鉄として星野グループの傘下になってからは初の電気機関車で、広関電鉄時代から数えると実に63年ぶりの自社発注の電気機関車である。また、同社の所属する機関車では初めてVVVFインバータ制御を採用した。2025年度には4両が導入を予定している。

車体
車体は10m級の箱型電気機関車で、地底湖線にも入線できるように車高は低く設計されるが、台車は高原線1110形などで使用されているTS1026の機関車用であるTS-1026-ELを採用し、台車が大きい分、車体が一層小ぶりに見える。機器類は全て車体の機関室に集中している。
運転台は片運転台であるが、もう片方には入換用の簡易運転台が設置されている。
また、プッシュプル運行ができるように基本的には奇数車と偶数車による構成で簡易運転台側が背中合わせになるように組まれている。
さらに運転台側と連結側では顔つきが異なり、運転台側は前照灯と種別灯が腰部に横並びに配置され、1つのケースに収められている。連結(簡易運転台)側は作業用の大型前照灯が腰部に左右配置、種別灯が裾部の両端に配置されている。簡易運転台側には作業用具を収納する扉が設けられ側扉がない簡易運転台側はそこから出入りする形になっている。

  • 最終更新:2011-08-12 23:52:44

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