ひろせき電鉄1001形電車

ひろせき電鉄1001形電車は2020年12月より銚子電気鉄道1000形、日立電鉄3000形、長戸鉄道2000形を改造した上で導入された支線用通勤型電車である。いずれも大元の車両は営団地下鉄2000形である。
概要

2020年6月に星野グループへ経営移管されたのを機に急遽車両数増加によるサービスを向上すべく、日中時間帯の本線向け車両として銚子電気鉄道1000形2両を昇圧改造、改軌の上で導入され、1001は無塗装広告社車、1002は銚子電気鉄道時代の赤と茶褐色の塗装で「レトロカラー」と称した。
なお、後に元能勢電鉄1000系が導入されてからは1001形という形式名に変更され、車番も重複していたが、元能勢電鉄1000系の1000形は1010形となり、1001号車も1000号車となった。
そして2021年2月の高原線開通に向けて、軌道可変装置、複電圧対応装置が設置され、特殊狭軌線区にも入線できるようになったが、10月には1110形の導入により、高原線運用から撤退し、装置も撤去され、2022年4月5日のみなと線開通まで保留車扱いとなっていた。

増備

2022年4月5日のみなと線開通に向けて、1000形が2両増備された。
2次車は元日立電鉄の3023,3025号車で、それぞれ1003,1005に改番された。
1次車導入時の改造のほかに、全閉自冷式かご形三相誘導電動機を採用したVVVFインバータ制御に改造されてデビューした。1004は1110形同様、忌み番号として除外されている。
2次車では行先表示機が白色LED式の行先表示機が設置されたが、運番表示は助手席側の窓から番号札を下げる方式のままである。
1003は青台中央駅に隣接する星野グループ系列の洋菓子店「PIERRE L」の広告車両第1弾として日立電鉄時代のクリームとオレンジのツートンカラーに見立てた塗装となり、「サティーネ号」(オレンジジャムでコーティングされたチーズケーキ)として運行した。
1005はコーラルブルーをベース、前面はブラックフェイスに水玉模様、扉部分は両端を茶褐色、中央の扉を茜色で配され、側面窓下に模様が加えられた「みなと線カラー」と称される専用塗装となった。
後に1001は銚子電鉄と同様の桃太郎電鉄ラッピング塗装に変更されている。
さらに2023年6月には本線大戸河原-春木台間の連続立体交差工事が完成したのを機に予備車として残されていた元京王電鉄5000系の5000形が撤退し、1100・1110形についても高原線に転属するため、再び3次車として長戸鉄道で撤退が進められていた2000形を導入することになった。1006は2061と2074を組み合わせて両運転台化,1007は1819の車体をそのまま修繕する形で、昇圧改造、VVVFインバータ制御化など、改造内容は2次車と同等のメニューだが、前照灯はHID式、尾灯も電球からLEDに交換された。
そして、前面窓の運転席側にLED式行先表示機、助手席側に種別、運番表示機が設けられた。
塗装は1006には「PIERRE L」の広告車両第2弾として「ローズマカロン号」と称し、ピンクとホワイトのグラデーション塗装、ライト周りがストロベリーレッドの塗装となった。
1007はヨーロッパの寝台客車「Couchette」の塗装(紫色をベースに、黄色い月、白い星の模様がついたヨーロッパの深い「星月夜」をイメージした塗装)になった。
その後、廃車となった1003の代わりに1007が日立電鉄塗装に変更され、現在に至っている。

運用

前述の通り、導入当初は日中時間帯の本線に使用され、朝夕ラッシュ時には2両編成で運行されていた。2020年2月20日の高原線開通後は1110形が導入されるまでは主力車両として高原線全区間で運行していた。
2022年4月5日にみなと線で運行開始してからは春木台検車区に転属し、700形と共通運用で使用され、朝夕時間帯は久々に本線にも顔を出していたが、2023年4月ダイヤ改正以降は、3両編成での定期運用が始まり、700形の増結もしくは1000形3重連での運行も行われてきたが、同年11月のダイヤ改正後は新町検車区に転属となり、みなと線内での運用が増え、本線内での運用も激減している。

廃車

2024年度に600形2次車2編成が導入され、非冷房車のうち、未更新の1001,1002と600形への部品提供のために1003,1005が先駆けて廃車対象となっている。なお、1003は元の場所へ返却されている。
1001,1002は1521系の代替として鮮魚列車用として転用され、現在も使用されている。

  • 最終更新:2012-03-25 09:55:50

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