ひろせき電鉄7000系電車

ひろせき電鉄7000系電車(ひろせきでんてつ7000けいでんしゃ)は2021年より元名古屋鉄道7000系パノラマカーを譲受した車両で、急行列車を中心に運行している車両ある。
なお、本項では、後に導入された元7100系の100番台、元7700系の700番台についても解説する。
7000系は名古屋鉄道時代より「パノラマカー」の愛称で親しまれており、ひろせき電鉄に移籍後も人気の高い車両である。
ひろせき電鉄7000系電車
画像準備中
編成:2,4,6両
営業最高速度:120km/h
設計最高速度:140km/h(モーター許容回転数:150km/h)
車体長:先頭車19,715mm 中間車18,830mm
軌間:1,250mm(帝国標準軌)
電気方式:1500V
モーター出力:75kW
主電動機:TDK-825/1-A
制御装置:抵抗制御
駆動装置:中空軸平行カルダン式
台車:FS335-F
ブレーキ方式:回生ブレーキ
保安装置:H型ATS,K型ATS

概要

詳しい経歴はwikipediaを参照のこと。

導入に至るまで

2021年から運転開始するA特急、B特急(急行の運航開始前当初の呼称)のうち、B特急用として抜擢されたのが当時廃車が進んでいた名鉄7000系列である。

運行開始当初の7000系
7000(Mc1) 7000(Mc2)
7001 7040
2020年10月に7001編成のうち、7001、7152号車と7039編成のうち、7040、7079号車の4両を導入、7001_7040の2両で組成し、同月中に京青電鉄山田検車区を借りた撮影会、試乗会が行われ、11月1日より翌年の急行運転開始に先駆け、営業運転開始した。
なお、導入に際して行われた改造は以下の通りである。
・1,067mm→1,250mmの台車改軌
・無線アンテナの変更
・ATSの交換
・タイムトンネル通過対応補強工事
・(2021年1月より)荷物棚にimuca着席管理システムの追加

と小規模にとどまっている。

なお、運転開始当初は方向幕の調整などが必要であったため、逆富士型の仮板に行先を掲げて運行していた。なお、7040側はLED式行先表示のホームベース型が設置された。

急行運転開始後の動向

7000(Mc1) 7150(M2') 7050(M1) 7000(Mc2)
7001 7152 7079 7040
翌2021年1月より4両編成で急行運転を開始した。
そして8月には(一時的に)着席料金の義務化が行われ、朝夕の通勤ライナーにも使用されることになったため、荷物棚にimuca着席管理システムが設置され、車掌室で着席状況が確認できるシステムが備え付けられた。
さらに無線LAN対応アンテナ、GPSアンテナが設置され、サービスの向上を図った。
7000(Mc1) 7150(M2') 7200-1(T) 7200-2(Td) 7050(M1) 7000(Mc2)
7001 7152 7201-1 7201-2 7051 7002

7000(Mc1) 7000(Mc2)
7041 7040
同年11月には急行用として京青電鉄から貸し出されていた3200形を置き換えるために7001編成の片割れ7051_7002と7041編成の7041号車の3両が10月に導入された。
前者は7079_7040と入れ替わり、後者は7040の相方として使用されることになる。
さらに、12月のダイヤ改正で急行列車が6両編成の統一されるのをきっかけに7079号車を電装解除しT車化され7201-1号車として改番、着席効果を上げるために2階建て車両を新造し、7201-2号車としている。この2両は7001編成の中間に組み込まれ、6両固定編成として活用され、同時に7001編成のモーター出力もT車増結に対応すべく増強されることになった。
ただし、同年11月9日には名古屋鉄道側でパノラマカーによるフェニックス号が運行されるため、ひろせき電鉄側でもメモリアルトレインとして、中間T車2両を外した4両編成で運行し、7001号車は登場時の姿に復元され、以降現在も登場時のスタイルで運行している。
一方7041編成は高原線の区間運用を中心に運行されるようになった。
新7001編成は12月6日より営業運転開始された。

団体用車両の導入

7000(Mc1) 7150(M2') 7050(M1) 7000(Mc2)
7011 7162 7061 7012
2022年5月に団体用として名古屋鉄道で最後まで在籍していた白帯の7011編成4両が導入され、様々なイベント列車に起用された。
運行された臨時列車は以下の通りである。

臨時特急「ヤングビーチはるみ」
臨時特急「東京湾(東京湾大華火祭)号」
臨時急行「いなり号」

なお、いずれも名鉄時代に運行された名称特急を捩ったもので、それぞれ往時の雰囲気を残したものが再現されている。
それ以外にも静川鉄道直通の「ぶどうがりトレイン」や地底湖線に連絡する「ちていこ連絡号」なども運行され、2022年11月には7001編成の増結相手として堂々の10両編成で臨時急行「KAIJI号」としても運行された。
しかし、同月に7700系導入されてからは一般の急行運用に就くようになり、以降は臨時列車に使用される機会は少なくなっている。

増備終了まで


2022年11月より急行の増発、編成増強の目的で7700系を2両×4編成の8両が導入された。2023年5月までに導入された車両は以下の通りである。

7700(Mc1) 7700(Mc2) 導入年月
7707 7708 2022.11
7709 7710 2023.5
7711 7712 2023.5
7715 7716 2023.5

・7711Fは白帯車
・2023年5月に導入された3編成はいずれも最後まで名鉄に在籍していた編成

同時に7041編成の7081号車も導入されたが翌年の編成組換えが行われるまではしばらくは保留車として籍を有した。この7700系は夕方運行される通勤ライナーの増解結運用に抜擢され、7707編成を7001編成に組み込み、6+2の8両編成を組成し、大和田駅で切り離し作業を行い、付属の2両編成は高原線の琴海駅まで直通した。

7000(Mc1) 7150(M2') 7200-1(T) 7200-2(Td) 7050(M1) 7700(Mc2) 7700(Mc1) 7000(Mc2)
7001 7152 7201-1 7201-2 7051 7708 7707 7002

また、2023年5月の7700系増備と同時に7100系4両と中京競馬場に保存されていた7027編成のうち、7027_7092の2両が入線し、7000系14両、7100系4両、7700系8両の計26両というひろせき電鉄最多系列へと君臨し、急行用主力車両としてトップの地位を築いた。
上記車両導入後の編成は以下の通りとなり、6月より開始された。7001編成に7100系中間車、2階建て車は7027編成に組み込まれるようになった。

7000(Mc1) 7150(M2') 7100(M1) 7100(M2') 7050(M1) 7000(Mc2)
7001 7152 7103 7102 7051 7002

7000(Mc1) 7150(M2') 7050(M1) 7700(Mc2) 7700(Mc1) 7000(Mc2)
7011 7162 7061 7712 7711 7012

7000(Mc1) 7150(M2') 7200-1(T) 7200-2(Td) 7050(M1) 7700(Mc2) 7700(Mc1) 7000(Mc2)
7027 7092 7201-1 7201-2 7091 7710 7709 7040

7000(Mc1) 7700(Mc2) 7100(Mc1) 7100(Mc2) 7700(Mc1) 7700(Mc2)
7041 7716 7715 7104 7101 7708

・7707は予備車扱い。

当初は7028号車も導入予定であったが、余剰気味になるため、導入は見送られ、7707号車の相方はなく、7001編成から外れてからは運用離脱となってしまった。

編成の均一化

2023年11月に行われたダイヤ改正で急行運用のうち、1運用が7000系パノラマカーによる固定運用が設定されたため、7027編成以外の2編成がこのパノラマ運用に就いている。(稀にパノラマ運用以外の運用に入る場合もある。)
そのパノラマ運用が4月より7027編成と同様の8両編成に増強され、編成を統一させることになった。なお、7715編成は現役時代に最後まで活躍した白帯車として再び白帯が巻かれている。

7000(Mc1) 7150(M2') 7100(M1) 7100(Mc1) 7100(Mc2) 7100(M2') 7050(M1) 7000(Mc2)
7001 7152 7103 7104 7101 7102 7051 7002

7000(Mc1) 7150(M2') 7050(M1) 7700(Mc2) 7700(Mc1) 7700(Mc2) 7700(Mc1) 7000(Mc2)
7011 7162 7061 7712 7716 7715 7711 7012

7000(Mc1) 7150(M2') 7200-1(T) 7200-2(Td) 7050(M1) 7700(Mc2) 7700(Mc1) 7000(Mc2)
7027 7092 7201-1 7201-2 7091 7710 7709 7040

これにより、7041号車と7707Fの3両は運用離脱し、2024年1月に廃車となった。同車は大和田検車区構内にて部品取り用として放置されている。
また、2025年より7001Fの7101,7104と7011Fの7715,7716が編成から外され、朝夕の増結用として転用されることになる。これにより従来は両端がパノラマ車という原則が朝夕に限り無くなることになる。また、完全に6両固定編成化されることになった。

運用

基本的に朝夕の座席指定通勤特急、日中の急行と終日豊晴交通線との直通運用に入っている。基本的に6両または8両編成での運転だが、臨時列車や多客団体列車運転時には4両編成や10両編成で運行する場合がある。
また節電ダイヤで運行していた頃は、7001F,7011Fは朝夕ラッシュを除き、青台中央・晴海みなと方4両を切り離した4両編成で急行運転を行っていた。
ただし、同形式での連結のみで、他形式との連結は出来ない。(同じく元名鉄の11000系や豊晴交通10000系ブルーライナーとの連結は可能であるが、この2形式は制御装置などが交換されているため、総括運転ができない。)

その他特徴

正面のヘッドマークは一部編成を除き、改造が施されている。各車両の先頭部ヘッドマークは以下の通りである。

・7001-フェニックスエンブレム
・7002-逆富士型方向幕
・7011,7012,7040,7041-ホームベース型LED式
・7027-逆富士型方向板

また、全車LED式行先表示機が側面窓上部に設置されている。

今後の動向

現在のところ、置き換えの話は出ていないが、2025年4月のダイヤ改正では日中のパノラマカー運用が6両編成になっているため、7001F,7011Fから2両が外れ、100,700番台は朝夕の増結用として転用される。
しかし、大きなリニューアル工事が行われておらず、老朽化が著しいため、代替車両が決定すれば2階建て車両を組み込んでいる7027Fを除き定期運用離脱及び廃車となり、7001Fの7001,7002は名古屋鉄道に返却、7011Fは導入当初の4両編成となり、団体用に転用、7027Fは8両固定編成として残存する模様である。7027Fについても車輌維持のために改良工事が行われる予定である。

  • 最終更新:2012-03-25 09:48:59

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