豊晴交通1000形電車

豊晴交通1000形電車(ほうせいこうつう1000がたでんしゃ)は、架空鉄道豊晴交通に在籍する急行用電車である。

概要

2008年のひろせき電鉄との直通開始時に設定された急行電車用として設計・製造されたオリジナル車両である。
2006年より導入された600形をベースに設計されており、車両の機器などは一部を除き統一されている。
車体
18m級車体で、ベースとなった600形の3ドアに対し2ドア車となった。扉間の窓は5枚で、うち3枚が下降する一段窓。ほか2枚は固定窓となっている。ドアは優等車らしく片開きも検討されたが、混在して運用される2800形や600形に合わせ両開きとなった。
前面は中央に貫通路を備え、窓周りは黒色で塗装されている。貫通路上に行き先方向幕、運転台上に種別幕、助手側にLEDの運行番号表示器を備える。
前照灯は方向幕の両側に2つ設置されている。また尾灯と急行灯は一体のLEDとなり、窓下に設置された。
スカートは600形より大きめのものが取り付けられている。尾灯とスカートは、600形の605F以降にも波及している。
車内
ドア間は転換クロスシートが並ぶ。車端部には4人がけの固定クロスシートが設置されており、行楽需要に備え、小型の折りたたみ式も取り付けられている。
運転台前は展望席と称される固定クロスシートとなっており、家族連れなどに好評である。
ドア前には補助イスがあり、主に朝ラッシュ時以外に用いられる。
クハ1000形には車椅子対応の便所も設置されている。
機器類
600形と同等の機器が搭載されている。制御装置はIGBT-VVVFインバータで、台車はボルスタレス台車。
編成
2011年2月現在の編成表である。
編成表 ←晴海みなと・豊洲岸壁
クハ1000 デハ1100 デハ1200 クハ1300 備考
1002 1102 1202 1302  

クハ1000 デハ1100 デハ1200 デハ1110 デハ1210 クハ1300 備考
1001 1101 1201 1111 1211 1301  

デハ1400 デハ1500 備考
1401 1501  
登場後の展開

2008年3月の急行列車運行開始時に、1001F・1002Fの4連2本が新造され、2800形4連2本とともに急行として運用を開始した。
その後、利用客の増加に対応するため車両の増結を行うことになり、2800形は編成組み替えで対応したが、本形式は増結車両の新造を行うことになった。
当初は中間デハ車を4両新造、中間に挟み込む計画であったが、うち2両は1000形初の2連として新造されることとなった。
これら増結車のデハ1110形・1120形とデハ1400-1500は2009年4月に登場した。中間デハは1001Fに組み込まれている。
なお急行の増結は2008年秋頃から行われたが、1000形に関しては新造車が間に合わず、数ヶ月の間600形の2連を増結して対応していた。
2011年現在6連・4連・2連各1本ずつ在籍し、2800形と共通運用が組まれている。
運用

2800形と共通運用が組まれ、急行列車に充当されている。
関連項目





  • 最終更新:2011-02-09 22:51:58

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