豊晴交通2800形電車

豊晴交通2800形電車(ほうせいこうつう2800がたでんしゃ)は、架空鉄道豊晴交通に在籍する急行用電車である。

概要

350形時代
1996年に、旧型電車の代替用として阪急電鉄より2800系を譲受し、350形とした。
2800系の中でも嵐山線で運用されていた、2両編成を4本と部品取り車2両を譲り受け、改軌工事(1435mm→1250mm)・塗装変更を行い竣工した。
当時の編成は以下の通り。
デハ350形 クハ360形
351  (2811) 361  (2861)
352  (2801) 362  (2851)
353  (2805) 363  (2855)
354  (2815) 364  (2865)
※カッコ内赤字は阪急時代の車番。
登場当時は急行の設定はなく、本形式も通勤車として運用されていた。日中は2両単独で、朝夕は4連を組んで運用されていた。
2001年に阪急時代同じ京都線で運用された2300系が500形として竣工するが、制御装置の違いから運用は分けられていた。また、同時期より日中も4両編成を組成して運用されていた。
2004年より京青青台線(当時)との直通計画が始動すると、350形は制御装置を500形同等のものにリニューアルし、通勤車のまま直通対応車に改造される予定であった。
しかし直通開始と同時に急行電車の運行開始が決まると、350形を2ドア・転換クロスシートに改造し急行車に用いることになり、2006年3月に運用を離脱した。

急行車2800形として
運用離脱後豊洲工場に入場した本形式は、阪急時代に改造された中ドアを塞ぎ、部品取り車より提供されたサッシを用いて、美しい連続窓を復元した。
車体関連はほとんど新製に近い大工事を行い徹底的にレストアされている。また主電動機と制御装置はオリジナル急行車の1000形と同等のものに交換された。
車内は新製した転換クロスシートが並んだ。このクロスシートのモケットは阪急電車と同じオリーブ色の生地を使用し、白色の枕カバーも取り付けられている。
また1000形に合わせ車端部は4人がけの固定クロスシートとなったが運転台後ろはロングシートが維持された。
このように大規模な修繕工事を行ったため、工事は2年弱かかり2008年1月出場した。
また車両形式は阪急時代の2800番台に、車番も同じく阪急時代に戻された。塗装は阪急マルーンとなっている。

2008年4月の急行列車運行開始と同時に運用に復帰した。運用開始当時は急行は全て4連であったが、同年秋頃より編成両数を増やすことになった。
本形式は通常時は6連1本、2連1本に分けて運用されることとなった。また同時に1000形との併結運転もスタートし、先頭車には電気連結器が設置された。

運用

2008年以降は急行専用車として、1000形と共通で運用されている。
阪急マルーン1色であることからイベント時には500形503Fと並べて展示されることもある。

関連項目



  • 最終更新:2011-02-10 23:57:21

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