豊晴交通600形電車

豊晴交通600形電車(ほうせいこうつう600がたでんしゃ)は、架空鉄道豊晴交通に在籍する通勤形電車である。
2010年現在4両編成、2両編成各6本が在籍する。

概要

ひろせき電鉄との直通運転用として導入された、豊晴交通としては約30年ぶりの完全新製車。
初めて採用したVVVFインバータ制御、ボルスタレス台車、転換クロスシートなど、今までの豊晴交通の産業鉄道・旧型通勤電車といったイメージを一新した車両である。
車体
18m、3ドアの豊晴交通では標準的な仕様。ドアの戸袋窓は廃止された。また、妻面の窓も設けられなかった。
前面は中央に貫通路を配し、運転台の窓はいわゆる「パノラマミックウィンドウ」で、乗務員からは視界が良くなったと好評である。
前照灯は貫通路の上に設置され、尾灯と急行灯はユニットになり運転台下に2つ取り付けられた。605・655編成以降は1000形と同様の、尾灯・急行灯の機能を併せ持つ、LED灯に変更された。
前面の方向幕は助士席側が種別、運転台側が行き先で、側面の方向幕と連動している。
またスカートもこの型式から取り付けられた。605・655編成以降は形状が1000形と同型の物に改良された。
車内
豊晴交通では初めてとなる転換クロスシートが採用された。ドア間は全ての座席が転換可能。
最初期の601・602編成は車端部にも固定クロスシートを設け、運転台後は前向きに固定された座席が並んだ。また、ドア横には補助イスを取り付け、主に日中に使用できた。転換クロスシートの一斉転換機能も取り付けられていた。
603編成以降は車端部はロングシートになり、補助イス・座席一斉転換機能の設置も取りやめられた。
機器類
制御方式は、豊晴交通では初めてとなるIGBT-VVVFインバータ制御で、導入に当たっては誘導障害を引き起こす可能性があったことから慎重に試験が行われた。
台車はボルスタレス台車のTS-1026、集電装置はシングルアーム式パンタグラフと、どれも初めての設備であった。
また、4連と2連や他形式と頻繁に連結・解放を行うことから電気連結器が取り付けられている。
編成
4連の0番台と2連の50番台がある。
4連:クハ600-デハ610-デハ620-クハ630
2連:デハ650-デハ660
4連・2連ともにデハ車はユニットとなっており、デハ610・650にパンタグラフが、デハ620・660にコンプレッサ・SIVが取り付けられている。
編成表 ←晴海みなと・豊洲岸壁
・4連
クハ600 デハ610 デハ620 クハ630 備考
601 611 621 631 ※1
602 612 622 623 ※1
603 613 623 633  
604 614 624 634  
605 615 625 635  
606 616 626 636  
※1:ロングシート車
・後期形2連
デハ650 デハ660 備考
651 661  
652 662  
653 663  
654 664  
655 665  
656 666  

登場後の展開

2006年の11月に601・602編成が竣工。誘導障害のテストや乗務員訓練を経て、翌2007年3月から運用を開始した。
2007年4月には、2連の651・652編成が竣工、6月より運行を開始した。651編成より補助イスの廃止や座席配置が変更された。
同年10月に603編成、12月に653編成、翌年2月に604・654編成が竣工、2007年度分は出そろった。
700形との連結試験は2連が竣工した頃より行われていたが、ひろせき電鉄との直通開始を目前とした2008年2月より実際の運用が開始された。
300形の代替として、2008年6月には605・655編成が竣工。この2008年度車より尾灯やスカートなどが1000形と同型のものに変更された。同年10月に606・656編成が竣工し、ひとまずの増備は終了した。

2008年秋頃に急行電車の増車を行うこととなったが、1000形の増備車の発注が間に合わなかった事から、655・656編成を暫定的に急行用として使用していた。この編成は2009年5月まで見ることができた。
また、2008年に豊晴・ひろせき共同で行われた「北陸観光キャンペーン」企画で、北陸地方の私鉄の塗装を豊晴交通の電車に施すこととなり、600形では603編成がえちぜん鉄道の塗装で出場した。
このキャンペーンは2009年に終了し、塗装も豊晴カラーに戻されている。

最初期に登場した601・602編成は、車内に関しては補助イスや通称「展望席」、座席の自動転換機能など、試作要素が多いため、ラッシュ時の混雑緩和策も兼ねて車端部を除きロングシートに改装されることとなった。この改造は2009年末に施工されている。

運用

700形と共通運用で、線内運用のほかひろせき電鉄との2社直通運用に入る。
「豊洲折返し」へは2連がワンマン車の検査代走に、4連が朝夕ラッシュ時の応援として入線する。かつては小岩~豊洲岸壁間の運用もあったが、ワンマン化とともに消滅した。
基本的に2連は4連の増結か単独で使われるが、稀に2連だけを2編成か3編成連結した運用が発生することもある。

関連項目

豊晴交通1000形電車

  • 最終更新:2010-10-30 23:37:35

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード