長戸鉄道5000形電車

長戸鉄道5000系電車(ながとてつどう5000けいでんしゃ)は、岳南鉄道で廃車になった元東京急行電鉄5000系を長戸鉄道開通と同時に譲受された車両である。
長戸鉄道5000系電車
画像準備中
編成:2両,3両
営業最高速度:80km/h
編成定員:調査中
車両定員:調査中
全長:18,500mm
軌間:1250mm帝国標準軌
電気方式:1500V
主電動機:直巻電動機110kW
制御装置:電動カム軸式抵抗制御
駆動装置:直角カルダン駆動
台車:TS-301F
ブレーキ方式:発電制動併用自動空気制動
保安装置:H型ATS

概要※1
岳南鉄道では、1996年に元京王電鉄3000系を改造した7000形に置き換えられる形で定期運用離脱した。2006年には予備編成も除籍されて形式消滅したが、4編成すべてが貨物ヤードや駅構内に留置されていた。2008年(帝国での2021年)、豊晴交通との相互直通運転を開始した直後に、長戸鉄道開通を控えていたひろせきハイランドグループは通勤型車両として、2008年の夏に廃車となった5000系4編成を購入。普通列車としては輸送力過剰であった元西武鉄道車の2000・3000系を優等列車に転用させ、本形式を普通列車用の車両として導入した。
しかし、長年放置されていたため、車体は予想以上に老朽化が進んでいた。
そこで半年間に及ぶ大規模改修工事が行われたが、時間と予算の都合上、簡易的な改修工事にとどめられることになった。

特徴

入線に際して台車の軌間調整、H型ATSの設置、無線アンテナの取り付けが行われた。塗装は全車両が東京急行電鉄時代のグリーン塗装に戻された。
なお、改修工事を含めたこれらの工事は全てひろせき電鉄車両管理部豊洲分区構内にて行われている。
そして、2023年には業績が伸び上がったのを機に、5000系の更新工事が始まり、5002,5003編成が4月に更新され、5004編成は後述の編成組み換えをきっかけに更新が行われた。
主な更新内容として、ワンマン設備の改良、ドアチャイムの設置、前面上部に急行灯を復活させるといった内容である。
さらに、更新の際にグリーン1色だった塗装が黄緑色に濃緑と黄かん色のストライプが入った上田交通風の新塗装に変更された。
未更新のまま残った5001編成は年度内に更新が予定されているが、グリーン1色のままで更新し、よりオリジナルに近い形になる予定である。

運用

2022年2月に豊洲分区構内からひろせき電鉄5000系と4100系によるプッシュプル牽引によって全8両がひろせき電鉄大和田検車区へ回送され、長戸鉄道線内にて試運転が行われた後に4月より営業運転を開始した。運転範囲は現在も工大前~新広関間の第三軌条線区を除いた全区間で運用されている。
なお、2023年10月17日に長戸鉄道初のイベント参加である長戸・静川鉄道まつり開催を記念して、晴海みなと→柚木間にて臨時列車の運行が予定されている。また、5000系のひろせき電鉄、豊晴交通への営業での入線もこれが初となる。

事故、不具合による編成組換え

2023年5月に5003編成の制御装置に不具合が発生し、営業運転を離脱した。さらに同年6月には大雨による土砂崩れが発生し、5002編成が土砂に乗り上げる形で脱線し、クハ5102の前面が大破した。
度重なる不具合や事故が発生した関係上、編成を組みかえる形になった。
5003編成のうちデハ5003の制御装置が劣化している関係で電装解除され、事故を免れたデハ5002と編成を組むべく、方向転換が行われた。
さらに5004編成のうち、クハ5104は中間車化改造が行われ、電装化工事も行われ、デハ51154に改番された。さらにクハ5103が増結され、3両編成として同時に更新工事が行われて8月に出場した。

今後の動向

年度内に更新工事が完了するとはいえ、車体は50年以上経過していることから老朽化は免れない。後継車である7000系の導入も発表されていることから増発分投入後は置き換えも進んでいく模様である。
その一方で貴重な車両であることから残して欲しいという要望もある。
ちなみに本来ならば、松本電鉄や長野電鉄で保管されている同形式の車両も部品取りや増発用として使用する計画もあったが、部品調達が困難なことから比較的ストックがあり、近年廃車が進む7000系に切り替える方針とした。

  • 最終更新:2010-10-15 02:28:20

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